基礎工事①
みなさんこんにちは(^o^)/
愛知県一宮市・稲沢市を中心に
自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です。
前回は、家の地盤を支える地盤改良工事についてお話していきました。
今回は、家を支える基礎工事を取り上げていきましょう。
まずは丁張をしていきます。
丁張とは、工事を始める前に建物の正確な位置を出す事です。水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とも呼ばれます。
建物の外周部から少し離れた場所に杭を打ち、貫と呼ばれる板を横に取り付けていきます。
この時、高さの規準を出せる様に貫板は高さを揃えていきます。基礎の仕上がりから150mm程高いラインで用意すると、工事中に糸を張って高さの確認をすることが出来ます。
仕上げに筋交いを打って、杭がグラついて動かない様にしたら囲いの完成です。
後は、配置図と境界を確認しながら貫板の上に建物の中心(通り芯)を書き込んでいきます。
書き込んだ芯に釘を打って糸をピンと張ると、建物の形が出来上がる寸法です。
建物の位置が確認出来たら、やっと重機の登場です。
改良杭を傷めない様に気を付けながら、まずは必要な深さまで掘っていきます。
その後は砕石を敷いて転圧し、ビニールを被せて捨てコンを打ちます。
捨コン?
と疑問な方もいらっしゃるかと思いますが、字の通りで捨てのコンクリートです。
構造に関係ある訳でもなく、型枠を固定する金物を取り付ける為、その位置を墨出しする為のコンクリートです。強度も関係ないので3cm程の厚さです。
設置した金物に型枠を固定し、一旦基礎屋さんの作業は一段落します。
如何でしたでしょうか。一番始まりの工事だからこそ、しっかりと位置を確認することが大切です。
基礎がズレてしまうと、今後の工事全てがズレてしまいますから・・・。
次回は、鉄筋とコンクリート打設について解説していきたいと思います。
The author
施工管理
小森 将弘Masahiro Komori
施工管理を担当させていただいている、小森と申します。皆さまの夢が詰まった家づくりを、お施主様と業者さんとの架け橋としてお手伝いさせていただいています。「建てて良かった。」と思える家づくりを目指していきますので、宜しくお願い致します。