木造住宅の基礎構造について♪
みなさん、こんにちは!
愛知県一宮市&稲沢市を中心に
自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です(^^)/
今回は木造住宅の基礎の構造について書いていきたいと思います。
普段はあまり目にできない住宅の基礎構造部分が、どのようになっているのかを紹介していきます。
まず住宅の基礎の基礎となる地盤です。
普段工事に取り掛かる前にはこの様に地盤の調査を行います。
それによりその地盤の強さを確認し改良工事が必要かどうかを判断します。
そうして調査の結果を元に改良工事が必要となったら地盤の状態にあった改良工事を行います。
通常、木造住宅で行われる改良工事は3つあります。
一つ目が比較的浅い地層を改良する場合に行う表層改良になります。
こちらは地面の1~2mあたりの表面を改良します。
セメントと土を混ぜて基礎下を全面的に補強します。
二つ目が柱状杭改良になります。
こちらは表層改良よりも深い改良が必要な場合に行います。
地面の中に機械を使いセメントの杭を作っていきます。
住宅の改良工事では一番多く行われている改良になると思います。
こちらの改良では他にもセメントの代わりに砕石を押し固めて杭を作る工法などもあります。
三つ目は鋼管杭改良になります。
こちらは柱状杭改良よりもさらに深い改良が必要な場合に行われます。
また重量が重いものなどの場合もこちらになります。
なので木造以外のマンションやビルなどはこちらの改良が必要になります。
木造住宅ではほとんど行うことはないですが場合によって必要になることがあります。
これらの改良工事を行った後は基礎工事に入っていきます。
住宅の基礎は鉄筋とコンクリートによって出来ています。
住宅の形に鉄筋を組み上げていき
そこへコンクリートを流しこんでいきます。
そうして完成したのが住宅の基礎になります。
こちらが完成した基礎になります。
住宅の基礎は大きく分けて二つになります。
上の写真の様に基礎の中がすべてコンクリートのベタ基礎。
もう一つが床下が土の布基礎になります。
その住宅に合わせて工法は変わってきますが、一般的にベタ基礎が今は多く行われています。
その理由として
一つは床下の湿気の遮断です。
下から湿気が上がってくると当然上の木材にいい影響は与えません。
長い年月を見ると木材の劣化に違いが出てきます。
次に害虫の防止です。
床下をコンクリートで覆うことにより、地面からの害虫の侵入を防ぎます。
そして一番の大きい違いは基礎の安定性です。
布基礎は線で家を支えますがベタ基礎は面で支えます。
住宅の重量を全体で支えるのでベタ基礎の方が安定して家を支えることができます。
こうして地面から基礎までしっかりと作った後に住宅本体を建てていきます。
しかしこの基礎部分がしっかりとしていないと、上がどれだけいいものでも意味がなくなってしまいます。
そんな住宅の基礎の構造について知りたい方は
5/20(土)・5/21(日) 構造見学会が開催されるので是非お越し下さい。
普段見れない住宅の中身を見ることができますよ!!
The author
施工管理
遠島 周作Shusaku Toshima
お客様の大切な家づくりの施工管理を担当させていただいています。工事中は工事のことでわからないことや、気になったことなど何でも聞いてください。お客様の理想のお家を作るための情熱は誰にも負けません!そして建築中からお引き渡し、お住まいいただき続けるその先までずっとお付き合いさせていただきます。最後には「細田建築で家を建ててよかったと」言って頂けるよう、全力を尽くしていきます!