下地計画は入念に
みなさんこんにちは(^o^)/
愛知県一宮市・稲沢市を中心に
自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です。
先日、自分の家のことなのですが壁に鏡を設置しました。
もちろん後付けなので、壁下地が無いかな~と確認しながら位置を決めていくのですが・・・。
残念ながら、取り付けたい場所に下地はかけらもありませんでした。そりゃそうですよね。
なので、ボードアンカーに活躍してもらうことにしました。
ボードアンカーとは、壁面の下地が無い部分にビス・ネジを効かせるための物です。
通常壁は、プラスターボードという石膏で出来た板が貼ってあります。
石膏なので、ビスで固定してもすぐに周りがグズグズになってしまいポロっと外れてしまいます。
そこで登場するのがボードアンカー!
色々なタイプがあるのですが、こちらは写真に乗っている様に壁の中でアンカーがグワッと開いて食い込むことによってビスがしっかり固定されるという商品です。
コチラのタイプは、ネジを締めるとどんどん先端が膨らみ壁中に食い込んだり、先端が返しの様に変形して固定することができる様になります。
他にもタイプは色々あり、耐荷重やビスの大きさによって対応するアンカーを選んであげましょう。
タオル掛けや鏡、時計掛け、小物置きの棚ぐらいであれば荷重は少ないのでボードアンカーでも特に問題はありません。
荷重がそこそこかかるデスク用のカウンタ―や本棚、物置き用の棚の場合は耐荷重がしっかりした物を選んで下さい。
できることであれば、こういった耐荷重のかかる下地系は家を建てる時に事前に計画をして仕込みましょう。
例えば、トイレの場合。
ペーパーホルダーや据え置きの手洗い器など弊社標準仕様でも沢山の下地を仕込んでいます。
老後に手摺を取り付けたい場合は、さらに追加で下地を仕込んでおきましょう。
手摺等は、立ち上る時にグッと力が入るので後施工のアンカーでは正直心配な所もありますよね。
コチラは壁掛けTV用の下地です。
最近は大型のTVもお値打ちに購入できる様になりましたので、それなりにTV本体の重さがあります。
しっかりと固定する為にも、こちらの下地も後施工のアンカーよりも先に仕込んでおく方が安全だと思います。
今は商品も増えてスタンドタイプのTV台もあれば、後施工で下地不要とうたう商品もあります。
上記の様に後からでも何とでも出来るのであれば良いですが、先に仕込みをしておかないといけない物は家を建ててからでは遅いのです。
事前に何を取り付けたいのかリストアップする事で、先に下地が必要なのか。
後施工でも問題が無いものなのかをはっきりさせられるので優先順位を決めることができます。
後からコレ付けたかったのに・・・。
とならない様に、下地計画は入念にしておくことをお勧めします。
The author
施工管理
小森 将弘Masahiro Komori
施工管理を担当させていただいている、小森と申します。皆さまの夢が詰まった家づくりを、お施主様と業者さんとの架け橋としてお手伝いさせていただいています。「建てて良かった。」と思える家づくりを目指していきますので、宜しくお願い致します。