間取りと鬼門
愛知県一宮市&稲沢市を中心に
自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です(^^)/
さて、本日は間取りを考えていく上で大切な鬼門についてお話しします。
鬼門と裏鬼門とは?
鬼門(きもん)とは、北東の方角を指し、その名の通り「鬼(邪気)の出入りする方角」を意味しています。
もともとは古代中国の考え方で、その起源は諸説あり説話や歴史上の情勢・地形の問題などから由来すると言われ、
それが日本に伝来し、陰陽道や神道、怨霊信仰などの影響を受けて、不吉な方位として徐々に広まってきました。
そのため、都や幕府の鬼門にあたる方向には鬼門除けとして大きなお寺が建てられることが多く、
平安京の鬼門には比叡山延暦寺が置かれています。
そして、裏鬼門は鬼門の反対の方角、南西を指します。
鬼門が鬼の入る入り口としたら、裏鬼門は鬼が出ていく出口です。
鬼のような邪なものが出入りしてしまうことを意味して、その方角に玄関・キッチン・水回りや
家の欠けや張りを避けるといいと言われています。
でも、「陽が差し込む大きな窓から風が通り抜ける」
そんな空間で「家族団らん」だったり、「ゆっくりコーヒーを飲みながら愛犬とくつろぐ」、
などのリラックスした空間を家の南に、と考えられる方が多く見えます。
そうすると、北側の水回りのプランが必然的に増えてきます。
対策方法!
①鬼門は何よりもすっきりと清潔に保つことが第一!
鬼門に位置するところに、掃除や手入れを怠らず、整理整頓を心がけてみましょう。
また、ごみ箱を置かないなどの配慮もあるとベストです。
②出来るだけ鬼門・裏鬼門は壁をつくる
どうしても窓やドアがあるところは開けっ放しにしないように心がけるといいです。
また、和室であれば内障子を付けるのもありですね。
③鬼門の水回りには盛り塩を
相撲取りが土俵に塩をまくように、塩には穢れ(けがれ)を清める作用があり、神さまへのお供え物の意味もあります。
④鬼除け・魔除けとされる植物を置く
葉のとげが魔除けをしてくれる柊や「難を転じる」と同じ音の南天などを植樹するといいです。
我が家は土地の北東に榊の木を植えてあります。
鬼などの邪なものが出入りするのも避けたいけど、そのために暮らし方が窮屈になったら本末転倒です。
例えば、「玄関は避けるけど水回りはきれいを心がけて良しとしよう」
など、自分たちなりの優先順位を話し合うのも1つの方法です。
きれいなキッチン・きれいなお風呂・きれいなトイレ、想像するだけでも気持ちがいいです。
そんな暮らし方ができたら気持ちも明るく邪なものが入る隙もないような気がしますね。
さて、細田建築では毎月建てていただいた方の家をお借りして見学会を開催しています。家づくりの参考にしてください(^^♪
The author
家づくりアドバイザー
内藤 浩子Hiroko Naito
私の家づくりの思いは、あるべきところにあるべき収納のある「住みやすい=ストレスを感じない」プランをご提案し、ご家族のみなさまがずっと笑顔で暮らすことです。アイロンをリビングでかけるのであればリビング内にアイロンを置くスペースを、スーツをリビングで脱ぐのであればリビングにクロークを。暮らすイメージがそのまま「形=家」となることで、自分たち家族が快適に暮らせる、世界にたったひとつの家が誕生します。そんなご家族一人ひとりのライフスタイルに合わせた家づくりを一緒に考えていきます。